『朝と珈琲とサンドイッチ』
太陽の暖かい日差しが僕の顔を照らして、あたたかさで目が覚めた。
猫のように伸びをする僕はまだ半分夢の中です。
そっと耳を澄ますと、小鳥の声が聞こえて来ます。
カーテンを開けて、朝ごはんの準備をする。
朝起きると、まず最初にお湯を沸かします。
コーヒーの豆を手動のミルで挽きながら、ソファーに座って窓から空を見上げると、
東京の空は、小さくて、故郷の九州の青弓のような広い青空に会いたくなります。
お湯が沸く間に、トーストを二枚、一枚の上にチーズをのせてトースターに入れる。
その間に、育てている観葉植物に水をあげながら、ステレオのボタンを押す。
ビル・エヴァンスのワルツ・フォー・デビイ(Waltz for Debby)が流れ出す。
朝はいつもサンドイッチです。
まずは、サンドイッチの中に入れる具を作る。
茹でた卵を潰してペーストして、塩、マヨネーズ、隠し味に九州の味噌を入れる。
黄金色に焼き上がったトーストの片面に辛しバターを丁寧にぬる。
その上に特製卵ペーストを均一に拡げる。
ここまでくると朝の眠気もなんとやらで、気分も上々になって来ます。
シャキシャキのレタス、トマト、きゅうりをのせて、、
手のひらで優しくぎゅっとパンを包んであげながら3等分に切り分けます。
特製サンドイッチの出来上がり。
チーズがとろりのサンドイッチに仕上がりました。
次はCOFEEの準備に取り掛かります。
一つ穴のKalitaのドリッパーにペーパーを拡げて、紙の匂いを取るために一度お湯を通す。
アフタヌーンティ特集
お湯がきちんと落ちきったのを確認してから、挽いた豆を入れる。
そして少しトントンとドリッパーの中の豆をととのえます。人差し指で真ん中に軽く穴を作る。
お湯の温度は、だいたい92~93度が好み。
愛器のコーヒードリップポッドに沸騰したお湯を入れ、狙う温度にするために少し冷水を入れる。
コーヒー豆の真ん中に優しくお湯を注ぎながら、時計回りにお湯をさらに注いでいく。
お湯を淵の方にそそがないのがみそ。
15秒から20秒ほど蒸らしましたら、真ん中に小さい円を描くようにさらにお湯を注いでいきます。上手くおとせていると真ん中から白い泡のようなものが出て来る。
僕は勝手にこれを天使の泡と呼んでいる(笑)。
この時重要なのは、コーヒー豆を通ってドリッパーの下に落ちていくコーヒーと注ぐお湯の量が同じになるようにすること。
イメージとしては、コーヒー豆に気づかれないように優しく天使の泡を保ったまま、お湯を注ぎづづけることかな。
最初は難しかったが、好きこそ物の上手なれで出来る様に。
150ccほど落としましたら、ドリッパーを外す。
コーヒーをお気に入りのカップに注ぎ
朝ごはんの出来上がり。
コーヒーを飲みながら、ほっと生身の自分自身にかえる、この時間がとっても貴重で大好きです。
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